レンズを買った話
だいたいタイトルの通りの話です。
Voigtländer MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical、
Pentax Super-Takumar 35mm F3.5(M42マウント)を購入しました。
M42はじめました
少し前からFlickrのDhina Aさんという方が訳分からんレンズで物凄い写真を撮っててすごいという話をTwitterでしていまして、そんな話で盛り上がっていたところ「変なレンズに興味あるならM42マウント始めてみよう」という悪魔の囁きアドバイスが聞こえてきたためM42→Eのマウントアダプタを買ってみました。
M42に関しては具体的に触ってみたいレンズがあるわけではないので、適当に激安レンズくっつけて遊ぶっていう感じの楽しみ方でいこうというスタンスです。というわけでM42の最初のレンズはPentax Super-Takumar 35mm F3.5にしてみました。
上田市のカメラ屋でレンズ本体とレンズキャップのみ(フードなし)で税抜5000円。値段と焦点距離だけ見て買ったのでどんな感じのレンズなのか一切知りませんでしたが、ネットで調べてみると割と無難な感じみたいです。Takumarというとトリウムレンズ(放射線を放つレンズ)が一部界隈で有名ですが、このレンズはトリウムレンズではありません。
どんな感じに写るのか
写真を見ていただければという感じですが、普通によく写りました。
オールドレンズのためレンズ情報、絞りについてのExifデータが記録されず、絞り値については間違った情報を書いているかもしれません。こんな雰囲気のレンズということで適当に流し読んでください。
絞り開放。 基本的にあまり寄れないレンズではありますが、最短付近まで寄れば程々にボケた写真を撮ることができます。ピントは目のあたりにだいたい合っているはずですが、等倍で眺めるとゆるさを感じます。
絞りF8。等倍で眺めると屋根の左側などで色収差が目立ちます。α7RⅡみたいなカメラで撮影して等倍で眺めてみると多少の粗が見えてきますが、まあオールドレンズですしね。
このレンズの最短で植物を撮るとこんな感じです。もうちょい寄れたらなー感。
ってことで、接写リングの出番です。Kenko Extension Tube for SONY E Mount 10mmをくっつけてみました。
わずかに絞りました。(F値は失念) 普通にシャープな感じの写りになってます。
絞りF8。絞りの形状が5角形のため、ボケがはっきりと5角形の形になっています。
Voigtländer MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Asphericalの話
さて、Super-Takumarでマクロ撮影し始めたところで最近買ったもう片方のレンズの話に移ります。こちらも名前の通りマクロ撮影ができるレンズです。
Super-Takumarで撮影していた先ほどの植物をアポランで。だいぶ適当に撮ってたので写真としてはだいぶアレですが、やっぱ現代のレンズの描写力はすごいなーって感じです。
全くまともに晴れる日がない2017年夏の異常気象のためあんまりレンズのテストができずグェーって感じなのですが、現時点でこのレンズを触って感じている事をつらつらと書いてみます。
・普通に解放から使える、遠景を撮るときは要注意
他の方の作例を見て「なんだか二線ボケ傾向があるな…?」という感じだったので、正直ボケ方があまり良くないのではと警戒していたのですが、ピント面からなだらかにボケていく感じはむしろ綺麗でした。
レンズによっては「ギェッ」ってなりそうな感じの被写体を撮ってみましたが拍子抜けするくらい普通に写りました。パープルフリンジもほぼ全く出ていません。
近距離での撮影は特に何も心配なく解放から使える感じです。
一方、遠景ではこんな感じ。あまり綺麗にはボケてくれないので絞って撮りましょうって感じでしょうか。
・ピント合わせはかなり快適
AFできないレンズなので慣れるまでピント合わせは苦しむかなーなんて思いましたが、特に苦しむ事なく撮影できています。体感的にもすごく簡単な感じがしますし実際にピンボケな写真も少ないのでMFとはいえ快適な操作性という事なのでしょう。135mmSTFもこれくらいやりやすくなってくれたらいいのに(小声)
あとはいつものごとく適当に最近撮った写真を並べておきます。