美ヶ原の冬2016(シーズン開始篇)
11月24日の朝に東日本で早めの降雪があり、美ヶ原も積雪です。
王ヶ頭ホテルによれば少し前から雪自体はチラチラ降ってはいたようですが、ここまで積もるしっかりした降雪はおそらく今年初めて。ちょうど24日午前でビーナスライン冬季閉鎖期間開始ですし、いよいよ今年も冬が始まったなーという感じです。
24日は昼間も降雪という悪天候ですので美ヶ原に登るのは回避し、翌25日に今年初めての冬美ヶ原をキメました。
山本小屋前。雪に埋もれる重機って何となくいいですよね。
多分駐車場付近から蓼科山方面を眺めた感じのやつ。
この日は普通に出勤日だったので牛伏山には登らず山本小屋付近をウロウロしてから帰ろうという予定だったのですが、積雪少なくてまだ登るのもそんなに体力いらなそうだし登っちゃおうかという軽いノリで牛伏山にも登ってしまいました。
地吹雪。この日は猛烈な風が吹いていました。後ろの山は蓼科山。
シャッタースピード1/100秒でこんなに流れちゃう強風。
牛伏山てっぺん近く。
美術館側に抜けると、向こうには雲海が広がっていました。
雲海の中に浮かぶのは独鈷山。
防風林を挟んだ美術館側も地吹雪。
牛伏山から駐車場方面へ帰る途中に一枚。
登っていく道。真冬に登るよりは全然楽ですが、吹き溜まりになっていて所々膝まで積もってます。
朝の澄んだ空気の中で富士山もくっきり見えました。やっぱり冬の朝の風景はクリアで好き。
ちなみにこの日の写真はすべて70200GMでの撮影です。去年の冬から引き続き所持している機材がFE55mmのみなので、Batis 2.8/18、FE90mmマクロでの写りも試してみたいところです。もちろんα7RⅡとの組み合わせでの55mmの描写を見てみるのも楽しみ。
写真を見て分かる通りまだ地肌が見えている程度の積雪なので本格シーズンインというほどではありませんでしたが、やっぱり冬の美ヶ原はいいな~というアレでした。
不動滝のすゝめ
ツイッターでも度々住所特定情報みたいなのをお漏らししてますが、
僕は美ヶ原の足元・長和町に在住しています。
近所の通いやすい名所として美ヶ原や霧ヶ峰に時々登っていますが、
長和町には他に面白い自然スポットがいくつか存在します。
その一つが不動滝です。
不動滝は大門街道(白樺湖から長和町方面に下っていく道)から少し横に逸れた場所にあり、注意深く横を見ながら大門街道を走っていると不動滝の案内看板が見つかります。
看板に従い横道に入ったあとは、そのまま真っ直ぐ山の方へ登っていきましょう。
しばらく登っていくとゲートにぶつかります。
実はこのゲート、立ち入り禁止を意味しているわけではなく単なる獣害避けなので開け閉めすることが可能です。(以前は「通ったら閉めてね!」って貼り紙があったと記憶していますが、今は熊出没注意の貼り紙のみなので大概の人がこのゲートを見て引き返す初見殺しとなっています。通ったらすぐ閉めてください)
ゲートを通過すると、すぐ先に不動滝への案内看板があります。ここから先は不動滝入口まで完全な一本道、入口も分かりやすいので迷うことなくたどり着けると思います。
道端にこんな感じのわかりやすい案内があります。
ジムニー等の悪路に強い車でなければ、ここから曲がって入っていかず
この付近の道路脇の駐車できるスペースに車を停めましょう。
この先の駐車場までは徒歩5分程度の差なので無理して入っていくことはありません。
駐車場からは徒歩10分程度で不動滝に辿り着きます。
足元はやさしい登山道程度な感じなので、登山靴の方がいいかもしれません。
この写真を撮っている立ち位置の背後には岩壁が立ちはだかっています。
全体的に中々雰囲気のいいところです。
滝自体はこんな感じ。マイナスイオンまみれです。
ところで不動滝までの道路状況はあまりよくありません。パンクに注意しましょう。
冬季は通行止めにこそならないものの除雪が一切行われないようなので、
スタッドレスを履いた軽自動車程度のレベルだと登れません。
(登れませんとか言いながら無理やり登ったこともありましたが無理があります。こんな感じでした)
しかし最近の自分の写真、サイドマックスっぷりが酷いな…
6/23 美ヶ原に行ってきました。(レンゲツツジ・霧・新レンズテスト)
梅雨でなかなか天気のいい日が少ない今日この頃ですが、twitterで「今週末くらいまでが美ヶ原のレンゲツツジの見頃だよー」との情報を受信したので、天気の好転しそうな日を探して美ヶ原に登ってみました。
登ってすぐの時間帯は霧だらけでほとんど何も見えない状態。一週間前にも霧だらけのなか美ヶ原に登り霧だらけの写真を撮っていたので、今日も同じような天気ならレンゲツツジだけ撮って帰るかーという感じ。
一週間前の美ヶ原。これはこれで楽しいのですが個人的には晴れてる方が好きです。
レンゲツツジです。
最近Carl Zeiss Batis 2.8/18を購入し、Batisと一緒にストロボも買い増した(代わりにα7ⅡとVario-Tessar16-35F4をドナドナしました)ので、この日の花撮りはワイヤレスでのストロボ使用の練習を兼ねてみました。雨の後の曇った暗い天気の中だったため光がないよりはマシな感じかなとは思うのですが、ディフューザーを持っていないためストロボ直射で光の当たり方がややハードな印象。ディフューザー欲しいです。
レンゲツツジ。近付いての撮影だと構図をどうすればいいのか分かりません。
何枚かレンゲツツジの写真を撮影したあと、牛伏山の山頂へ。突然霧が薄くなりはじめ、青空が見え始めました。同じようなタイミングで牛伏山に登ってきた観光客の方々と「いやー最高の天気ですねー」なんて軽く談笑しつつBatisのお試しタイム開始。
牛臥山から王ヶ頭方面に向かって。本当の雲はもうちょっと上空にできるものだとは知りつつも、雲のど真ん中にいる気分です。
写真真ん中の暗くなっている霧のやや下にゴーストが見えますが、出てもこの程度という感じ。基本的に逆光にはかなり強そうだなという印象です。
牛臥山から。王ヶ頭方面を眺めていたつもりだった記憶がありますが、林の中に高原美術館の建築が見えます。霧の中歩き回ったため方向感覚があやふやです。
青空が見えたかと思えばすぐこんな風に霧だらけに戻ったり。天気との根競べです。
物見石山方面を振り返ってみると、物見石山は霧に包まれていました。
この霧の中にレンゲツツジ群生地があります。
なんだか面白そうな気配を感じたので物見石山に移動。この日は上空が晴れたまま美ヶ原の高度付近で霧が出たり晴れたりを繰り返していたので、いろんな場所で面白い光景を眺めることができました。運が良かったです。
霧、レンゲツツジ、青空。謎のシチュエーションです。
というわけで物見石山でも期待通りの感じの写真を撮影することができました。そして物見石山方面から牛臥山・美術館方面を振り返ると、今度は牛臥山が霧の中。目まぐるしく霧が出たり消えたりを繰り返していて、レンズを交換している間に撮りたかったものが消え去るなんてことが何度も起きていました。こういう時には24-70辺りのレンズ付けっぱなしのサブ機があれば取りこぼしもないんだろうなーと。早速α7Ⅱの売却を悔やむ瞬間が訪れていました。
こんな所の目の前まで舗装された道路が広がっています。先人に感謝。
このあたりで大体撮りたいものも撮ったので帰るかなーとも思いましたが、とりあえず美ヶ原に登ったら美しの塔でしょみたいなアレが心の中に湧いてきたので濃霧の中美しの塔へ。途中、王ヶ頭が霧の中から姿を現したので一枚。
電波塔が映えます。この人工物の存在を嫌う登山好きな方も多いそうですが、僕は大好き。
そんなこんなで星が出てくるまでしっかり楽しんでしまいました。Batis 2.8/18はだいたい期待通りという感じです。Lightroomで現像しようとするとレンズプロファイルが一発で出てこない(Zeissを選ぶと選択される)のとレンズキャップが外れやすい印象なのが少し気になる程度ですね。以降、特に書くこともないので写真だけ貼ります。